インドネシアに行く前に通っていた美容院に、久しぶりに行ってきました。
懐かしい雰囲気はそのままで、オーナーである美容師さんも変わらず穏やかで、ほっとする空間でした。
以前はアシスタントの方がいたのですが、今回はお一人だったので理由を聞いてみました。
「子どものことを優先しなきゃいけないときもあるんだけど、スタッフがいるとお店を閉めにくくて…自由が利かないのよね」
と、美容師さん。
だから今は、しがらみなく一人で、自分のペースで仕事をすることを選んだのだそうです。
「開業したばかりの頃は、仕事を取ろうと必死だったよ。でも今は、なじみのお客様が来てくれるし、そんなにがんばらなくても大丈夫だから」
そんな言葉が印象的でした。
そういえば、整骨院をしている友人も、ご夫婦で小さく運営している今の形がとても心地よいみたいで、これ以上無理に広げようとはしていない様子でした。
そういう人たちを見ていると、本当に「自分が望むこと」をわかっているんだな、と思います。
流されず、比較せず、他人の価値観ではなく、自分の基準で生きている。
「自分の人生は、自分で決めていいんだ」と、改めて思いました。
私は、うまくいかないことや行動できていないことを、まわりの人はどう思うだろう…と気にしていた時期がありました。でも、きっと誰も気にしてないし、興味もないはず。結局、人生の責任を取るのは自分なのだから、自分がやりたいようにやればいいんだなあと。
他人の目より、自分の心の声を大切に。周りに流されず、“自分がどうしたいか”を決めていこう。
そんなことを思わせてくれた美容院でのひとときでした。