仕事がうまくいかないときは、気分が落ち込んでしまいますよね。
何をやってもだめ。うまくいかない。
自分はだめな人間なんだろうか。とか思ってしまうこと、よくあります。
そんなとき、私は、うまくいかない状況を何とかしようと、さらに頑張って努力してきました。それでも状況を大きくは改善できませんでした。
つらくて落ち込んで、どうしたらいいんだろうと途方に暮れる私を救ってくれた考え方があります。
それは、「うまくいかない時」というのは「立ち止まるサイン」であるという考え方です。
状況を何とかしようとやみくもに頑張るのではなく、今やろうとしていることを立ち止まって考えてみる。
そんな時間を取ると、やろうとしていることが自分には合わないものだとわかることもあります。
今回は、「仕事がうまくいかない時は、立ち止まるサイン」であるということについて、書きたいと思います。
頑張らないで立ち止まったほうがいい理由
私は、人は誰でも、何かの才能を持って生まれてくる。そして、その才能を使えば、人の役に立てる、世界に貢献できると信じています。
それは、スポーツ選手や歌手のようなすごい才能である必要はなく、笑顔や、気遣いなど、小さく見えるけれど、まわりの人を幸せにできるような、そんな才能のことも含みます。
いろいろと頑張っているのに、うまくいかないというのは、そもそもその仕事に向いていない可能性があります。それは、あなたがやるべき仕事ではないのかもしれません。
あなたが、才能を生かして、世界に貢献できる場所は、もっと他にあるのではないでしょうか?
私の場合、うまくいかない仕事の一つは、プラットフォームを利用した物販でした。
嫌いなわけでもないし、作業がいやなわけでもない。さぼらずに、毎日こつこつやっていたのに、なかなか満足のいく結果がでませんでした。
物販を教えてくれた先生は、「物販に特別な才能はいらない、コツコツと教えられたようにやれば結果がでるはず。」といつも言われていました。
事実、多くの仲間たちは、どんどん売り上げをあげて次のステージに上っていきました。
けれど、私の前には大きな壁が立ちはだかったまま。その壁をどうしても越えられないまま、1年が過ぎ、2年が過ぎ、気が付けば5年が過ぎていました。
もしかしたら、教えられたようにできていなかったのかもしれない。諦めなければ結果は出るはず。そう言い聞かせていた私は、やめる勇気もありませんでした。今思うと、執着していたのだと思います。
私は、会社の仕事では、結果を残すことができました。どんな仕事でも投げ出すことなくやりとげ、信頼を得ることもできました。
でも、物販ではさっぱり。結果を出していく仲間に嫉妬の気持ちを持つこともあり、そんな自分が嫌になりました。
今考えると、私は、会社での仕事が向いていたのだと思います。会社の仲間たちと一緒に、ああだこうだと言いながら、仕事をするのが大好きでした。
だから結果もついてくるし、どんどん楽しくなるというプラスのスパイラルを起こせたのだと思います。
「物販の仕事ではなく、ビジネスサポートをメインの仕事にしたほうが自分は人の役に立てるし、価値を提供できる。その方向に転換しよう。」と思えたのは、最近のことです。
5年もの間決断できなかったのは、できない自分を認めたくなかったのだと思います。
俳優や歌手、作家のように、圧倒的な才能が必要な仕事なら、もっと簡単にあきらめられたのだと思います。でも、頑張ればできそうな仕事なだけに、なかなか思い切ることができませんでした。
だから、あなたがもし、うまくいかない仕事に悩んでいるのだとしたら、立ち止まってよく考えてみてほしいと思っています。
もしかしたら、方向転換する時期を教えてくれているサインなのかもしれません。
そうはいっても、立ち止まって、何を考えればよいのでしょう?
今の仕事が本当に好きであるかを考える
まずは、今の仕事が自分の本当に好きなことであるかを考えてみてください。
仕事のことを考えると、心が明るくなりますか?このとき、他人がどう考えるかなどは気にしないでください。自分の心に素直になってください。
最期の時を想像してみてください。この仕事をやってよかったなあと思えますか?
もし、素直にそう思えないとしたら、それはあなたがずっとやる仕事ではないと思います。
自分が本当に好きな、心があったかくなるような仕事を探してください。
今の仕事で価値を提供できるかを考える
もしも、好きな仕事だと再確認できたら、それが、自分の能力を使って価値を提供できることなのかを考えてださい。
大好きだけど、価値を提供できるほどではないという場合は、メインの仕事ではなく、趣味か副業として取り組むのがおすすめです。
好きな仕事だし、自分も能力があると思えたときは、うまくいかない理由を考えてみましょう。それが、あなたの進む道ならば、あなたの前に現れる問題は、あなたを成長させてくれる大きなきっかけとなる出来事に違いありません。
この問題から、何が学べるだろう?と考えながら、行動していってください。きっと乗り越えられると思います。
まとめ
私は、人は自分の能力を活かし、価値を提供し、世界がよくなることに貢献するために生まれてくるのだと思っています。
スピリチュアルな世界のことはわかりませんが、昔から語り継がれていること、多くの本に書かれていること、自分自身が経験したことなどを考えると、人生とはそういうものなのではないかと思うのです。
であれば、自分が与えられた能力を最大限活かせる場所で、人の役に立つことを一生懸命やることで、人生は幸せに、楽しくなっていくのではないかと思います。
うまくいかないからといってすぐに逃げ出すのが良いというのではありません。色々と試してみる必要もあるでしょう。
それでも、うまくいかないなら、立ち止まってみてほしいと思います。その場所でだめだからといって、他の場所でもだめだということではないのです。そして、あなた自身がだめというわけでもないのです。
きっと、あなたが楽しく仕事をできる場所が見つかると思います。いつも自分の心が心地よくいられるように、そういう場所を選んでください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。