仕事

仕事復帰したくない。育休復帰に悩むあなたに伝えたいこと

かわいい赤ちゃんと一緒に過ごしていると、仕事復帰をしたくないと思うママも多いと思います。

私もその一人でした。毎日成長していく子供をそばで見ていたいと思いました。

10月頃、子供を抱っこして保育園の見学に行きながら、預けたくないなあ、仕事に戻りたくないなあと、複雑な思いだったことを思い出します。

「仕事復帰したくない」と思うのは、きっと誰でも抱く感情。それで、さっさと辞めるママもいれば、どうしようかと悩むママもいるはず。

そんな悩むママに、今私がアドバイスするとすれば、「一度仕事に戻ってみて、考えればいいと思うよ。」ということです。

悩む理由は、辞めることを心から良しと思っていないから

なぜなら、「仕事復帰したくないけど、どうしよう」と悩む理由は、あなたが会社を辞めてしまうことに、心から賛成しているわけではないからです。

もし、会社に戻らないで辞めようという思いが強ければ、迷いません。答えが出ているからです。

迷うということは、心のどこかにひっかかりがあるはずです。

ひっかかりの原因は何でしょうか?

会社に迷惑をかけてしまうから?

会社に戻ると伝えておきながら、その約束を守らない自分が嫌だから?

もし、自分が納得していないのであれば、一度、仕事復帰してみてください。

そして、どう感じるかを観察してください。

その時に、本当に辞めたいと思えば、辞めればよいのです。

そのタイミングであれば、きっと迷いもふっきれているはずです。

仕事の時間は、気分転換になる

赤ちゃんと一緒に過ごすことは、とても素敵なことではあるけれど、疲れてしまうこともあります。

赤ちゃんがいると、自分のことに集中できないのです。何かをやり始めても、ぐずり始めれば途中やめになります。

私は、夫が夜に会社から帰ってくるまでの1日を、赤ちゃんと二人きりで過ごすことに、結構疲れていました。

家にいて時間はあるように思うのに、自分のことは何ひとつ終わらない。

赤ちゃんにミルクをあげて、おしめをしかえて、抱っこして、寝かしつけて、お風呂に入れて、一日が終わるという毎日が少ししんどいと感じました。

当時読んだ本の中で、「多くの人は、子供と少し距離をおくことで子供と良い関係を築けることが多い。ずっと一緒にいると疲れてしまって、かわいいと思えなくなることもある。もちろん、ずっと一緒にいても、子供を嫌にならないママもいるし、こういう人は専業主婦に向いている人だろう。」という言葉がありました。

友人は、赤ちゃんとずっと一緒にいても、まったくストレスに感じないと話していました。

でも私は、そうではありませんでした。

それに気づいてからは、「一度、仕事復帰してみよう。それから、考えよう。」と思いました。

今振り返ると、仕事復帰してよかったと思います。

仕事の時間があることで、育児の時間とのバランスがとれ、子供にも心に余裕を持って向き合えたと思います。

子供のことは心配しすぎないで大丈夫

子供を保育園に入れるのがかわいそうだと思うママもいるかもしれません。

確かに最初は辛いと思います。

私の場合、子供は保育園に慣れるのに時間がかかり、慣らし保育の間、私と離れてから、迎えに行くまでずっと泣いているということがよくありました。

そのときは、胸がはりさけそうで、本当にこれでよいの?と思いました。

でも、子供は必ず慣れます

そんなに心配しなくても大丈夫です。

そして、保育士さんや、お友達と生活する中で、私と一緒に過ごすだけだとできなかった、いろんなことができるようになります。

「見ない間に成長してしまうのが嫌だから、仕事をしないで、ずっと子供と過ごしたい。」という考えもひとつ。

「親だけでは教えられない、いろんなことを保育園で経験させてもらって成長していくのを見守る。」という考えもひとつです。

何が正解というのはありません。人に左右されるのではなく、何が良いのか、自分が納得いく選択をできることが大事と思います。

慣れた仕事で安定した収入があるのは安心

慣れた職場で働き、収入を得られることは安心です。

担当する仕事や部署が変わってしまったとしても、その職場には、やはり自分の場所があるからです。

収入が保育料に消えてしまうから、意味がないと思うママもいるかもしれません。

でも、働いた給料が100%保育料に持っていかれることはないはずです。

家族だけのために生きるのも素敵ですが、仕事をすると、自分の才能を活かして、社会により大きな貢献ができます。

子供と自分という小さな視点ではなく、もう少し広い視点から考えてみると、自分の考えが整理されるかもしれません。

在宅ワークは簡単じゃない

子供のそばにいたいから、在宅で稼げる仕事をやりたいと思うママも多いでしょう。

私もそう思った一人です。

今は、「おうちで、会社員以上に稼ごう!」というような広告も、頻繁に目にしますし、チャンスもたくさんあります。

よくある仕事では、Webライター、物販、アフィリエイトなどでしょうか。

それを選ぶのも良い選択だと思います。

実際、どれを選んでも、きちんと努力すれば、収入を得られると思います。

ただ、覚えておいてほしいのは、どれを選んでも簡単ではないということです。

ビジネスで、一定以上の売上を上げるには、相当な時間と努力が必要なのです。

子供が小さいうちは、その時間を取るのが結構大変です。

子供が寝た、その一瞬の時間を使いながら、作業をしているのです。

私も子供が2歳のときに、在宅ワークを始めました。

確かに、子供のそばにいることができます。

でも、自分の作業に時間を使えないことが今度はストレスになるのです。

まとまった作業時間が取りたいと、どれだけ思ったことでしょう。

結局、在宅ワークでも子供とちゃんと向き合えない自分を責めてしまうのです。

であれば、子供が小さいうちは、保育園に預けるなどして、仕事に集中する時間を確保したほうがストレスがないと思います。

まとめ

「仕事に戻りたくない。育休から復帰することを悩んでしまう。」というあなたは、現在、赤ちゃんと過ごしている時間の自分を振り返ってみることをおすすめします。

楽しくて何のストレスもないわ!という時は、仕事を辞めることも考えてみてよいかもしれません。

自分の時間もないし、イライラするときがあるわ!と思うときは、深く考えずにいったん仕事に戻ってみたらよいと思います。

だって、やめることはいつでもできるのですから。

意外と仕事と育児の両立ができる自分が、一番ハッピーと思うかもしれません。

何かを選択すれば、何かを捨てなければならないのは常ですから、他の人の意見に流されず、自分にとって一番ハッピーな選択ができるようにしてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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