年末年始は、お寺や神社、ご先祖様のお墓にお参りする機会が多いですね。
あなたは、手を合わせて、何を祈るでしょうか?
「今年も健康で過ごせますように」
「素敵なパートナーが見つかりますように」
「志望大学に合格できますように」
そんなふうに、自分のお願いばかりをしていませんか?
私は、ずっとそうでした。
たまにしかお参りしないのに、神様やご先祖様にお願いばかり。
でも、これって、間違いだということに、恥ずかしながら、この年になってやっと気づきました。
神様、仏様、ご先祖様には、お願いではなく、感謝をするのですね。
- 今日、こうして生きていられることに感謝する。
- 今、与えられているものに感謝する。
- 日々、何気ない毎日を過ごせていることに感謝する。
今こうして、自分が生きていられるということは、多くの人のおかげであるということ。
水を飲むことができるのも、水を与えてくれた宇宙があり、その水を集めてくれた人があり、飲めるようにきれいにしてくれた人があり、家まで届けてくれる配管を作ってくれた人があり、蛇口をひねれば、いつもきれいな水がでるようにメンテナンスをしてくれている人がいるからです。
私たちが今生きることができるのは、地球という人間が生きられる環境があり、よりよい世界を残してくれたご先祖様のおかげであり、今生きている人たちのサポートがあるからだということに気づくことができれば、本当に感謝の気持ちしかなくなります。
そして自分も、この世界を少しでも良くして、次の世代に渡さなければいけないという思いがわいてきます。
戦争や環境汚染、自然破壊、人を傷つけたり、動物を大切にしないなど、世の中にはいろんな問題があるけれど、私たちがこの思いさえ持つことができれば、誰に何をいわれなくても、自分の行動を改めることができるのではないかと思います。
だから、一つ一つの問題を何とかしたいと、人を非難したり、戦ったりしなくても、私たちの心次第で、世界は変わると思うのです。
私もそのことが腑に落ちてからは、自分の願いを叶えたい、叶えてほしいと自分のことばかり考えていた利己的な自分を恥ずかしく思い、今の状況に100%感謝しようと思いました。
今は、朝起きたとき、夜寝る前に、今日生きていられることの幸せに感謝しています。
そうすると、心の不安が消え、たとえ困難があっても、それは自分に何かを教えてくれるためにおきていることだから、前向きに取り組もうという勇気がわいてきます。
日々感謝し、幸せを感じ、何かを批判するのではなく、すべてのことをあるがままに受け入れて、自分に今何ができるかを考え、心穏やかに生きていく。
その結果、「こうなったらもっと幸せだなあ」と思っている願いが叶っていくのかなと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。