自分

人生を豊かにする学びとは、複数の視点を手に入れられる学びである。

私は学ぶのが大好きで、いろいろと学んできました。

振り返ってみると、あの時の学びは無駄だったのでは?と思うこともたくさんあり、お金と時間を使いすぎちゃったかなと後悔したこともあります。

先日、喜多川泰さんのL&R Collegeの講義に参加し、「学ぶこと」について、気づきがあったので、書きたいと思います。

そもそも、何で学ぶのか。それは、今より、よりよい自分になろうとするから。

学び続ける人が、まぶしく、かっこよく見え、自分もがんばろうと前向きの勇気をくれるのは、すべてが「変わり続ける」ことが自然の摂理であるからなんですね。

人は、人生を通して、成長していくのが自然な姿。だから、常に学び、進化し続ける必要があるんだと思います。

これまで、学びというと、「目標を手に入れるための学び=即効性」が多かったかなと思います。

受験に合格する、資格を取る、プログラマーになるためにプログラミングを勉強するなど。

この学びは、ゴールがあり、ゴールがくれば終わりです。

この観点で考えると、目標を突破するために必要でないことを学ぶのは、「意味がない学び」となります。

「その意味がない学び」といわれてしまいがちなのが、「複数の視点を手に入れるための学び=遅効性」

リベラルアーツ、一般教養というような、すぐには役に立たなさそうな学びです。

私も、数年前から、人生を豊かにするために、リベラルアーツを学びたいと思ってはいたものの、日々の忙しさもあり、さして興味のないことを積極的に学びたいという情熱が持てずにいました。

何の役に立つかわからない気がしていたからです。

喜多川さんは、「何かを学ぶということは、必ず何かの役に立っている。必ず役に立つのに、意味がある、意味がないを決められるわけがない」と話されます。

あらゆる分野に興味を持って自分につなげ、複数の視点を手に入れる。

そうすれば、自分におこっているできごとを複数の視点でみられるようになる。

そして、自分には関係のないことだと思っていたことが、自分に一番大きな影響を与えていることに気づくことがある。

どこから世界を見るか。自分が今いるところではないところから見ると、世界は自分が思っているものとは違うと気づく

新しい視点を持ったときに、はじめてわかることがある。学ぶと認識が変わっていき、過去が新しくなる。

ああ、これが人生を豊かにすることなんだと思いました。

村上春樹さんが「職業としての小説家」の中で、読書が大好きで、本により複数の視点を手に入れることができ、人生で困難なことがあっても、切り抜けていけたと話されていました。

本の中の感情を自分のものとして体験し、イマジネーションの中で時間と空間を自由に行き来し、不思議な風景を目にし、様々な言葉を自分を通過させて、視点が複合的になっていった。

意味のない学びなどないんですね。

人生の後半戦、心を豊かにする学びを意識して過ごそうと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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