海外

インドネシア生活。1年暮らして思ったこと。

夫の海外転勤にともない、インドネシアに移住して、まもなく1年になります。

振り返って今思うことを書きたいと思います。

インドネシアの好きなところ

なんといっても気候が良いです。

1年を通して、夏なので、半袖で過ごせます。

雨季は、11月~4月頃までありますが、南国特有のスコールのような感じで、1日中雨が降り続くことはありません。

寒い冬がないので、なんだか気持ちも穏やかに保てます。どよんとした気持ちにならないんですよね。

インドネシアはのんびりしています。

道路わきの木の伐採をして、切った木が道路をふさいでしまっても、誰もイライラしません。そんなもんかなあという、おおらかな気持ちなんでしょうか。

道路に、結構穴があいていて、よけながら運転するのも当たり前。

乗降のために、狭い道路わきに一時停車しても、待ってくれるし、誰も怒りません。日本だと、きっと怒鳴られることでしょう(泣)

ジャカルタ市内ではみませんが、私の住むエリアは、道路わきの草原に、牛や羊、にわとりがいて、歩いています。

飼い主さんが連れてくるので、野生というわけではありませんが。

こういうのんびりしたところが、大好きです。

インドネシアで不便と感じるところ

私は、こだわりがないので、いやなところはありません。

不便だと感じることはあります。

まずは、歩行者にやさしくないところです。

道路には、大体歩道がないので、歩行者は安心できず、ウォーキングもあまりできません。

信号がないので、道路が渡れないのもつらいです。

ひたすら道路わきで、車が途切れるのをまって、思い切って横断する勇気が必要です。

また、基本は車で移動するので、自由に出かけられないところも不便かなと思います。

これは、家庭で使える車があれば、問題ありません。

うちはないので、滞在施設の車を貸してもらうか、タクシーに乗る必要があって、ちょっと出かけるのが億劫になります。

家が好きな私は、全然ストレスにはなりませんが、行きたいときに自分の足でどこにでも行けた日本の生活が懐かしいなあと思います。

私たちの変化

娘は、インドネシアに引っ越すのをいやだといっていたのですが、今は、こちらでの生活が好きになりました。

今となっては「なぜあんなに引っ越すのが嫌だと言っていたのか、自分でもわからない」と本人も話していました。

子供にとっては特に、よくわからない場所に行くというのは不安があると思います。

でも、今回、インドネシアにくることで、新しい場所に飛び込むことが、自分が思うほど怖いものではないということを学んでくれたのではないかと思います。

私にとっては、日本を離れることで、生活がシンプルになり、自分の人生を考えたり、新しいことに挑戦する機会ができたことがよかったです。

執着の気持ちがなくなり、今までやっていたことを思い切ってやめ、オンラインで新しい仕事をはじめ、新しいことを学ぶことで、今後の人生について明るい気持ちを持つことができました。

自宅の窓から見える草原と大きな空を見て、心を落ち着かせ、自分と向き合いながら、日々過ごせることに感謝しています。

この夏は、日本に一時帰国します。

久しぶりの日本もまた、楽しみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。