やめたいと思っているのに、ついついやってしまう、どうしてもやめられない習慣はありませんか?
今回は、「やめたいことをやめられて、やりたいことができるようになる方法」をご紹介します。
やりたいことがあるのに、日ごろの習慣がどうしてもやめられなくて、目標が達成できないということはよくあります。
たとえば、ダイエットをしたいのに、お菓子をついつい食べてしまう。
勉強をしたいのに、SNSを見てしまう。
というようなことです。
あなたも、きっと経験があると思います。
そういう時は、その誘惑から自分を守ることが大事です。
でも、意志の力で戦うのではないです。
ディフェンスシステムをつくって、誘惑を撃退することが必要なんですね。
誘惑に負けてしまうのはあなただけではない
最初に理解しておくと良いことは、誘惑に負けてしまうというのは、あなただけではないということです。
人間は、そういう生き物なんだそうです。
なので、自分は何でダメなんだろう?と悩まなくても良いということです。
ちょっと気持ちが楽になりませんか?
1.人間は楽なことを選ぶ
人間は自然に楽なことを選ぶようにできているんだそうです。
習慣を変えようとすると、脳にストレスホルモンが流れるので、脳は抵抗する。
だから、「どうしてもやめられない」というのは、あなたの意志が弱いということが原因ではなく、人間はそんなものだということなんですね。
2.ストレスを感じているときは習慣に逆らえない
家族と喧嘩したり、上司から怒られた、悩みがあるとか、自分がストレスを感じているときは、抵抗する力がなくなってしまうんだそうです。
だから、疲れているときや、元気がないときは、習慣を断ち切るのは難しい。
心と体を元気に保つというのは大事なことなんですね。
3.人間の脳は習慣にする
何かを判断するのには、エネルギーが必要です。
脳は、そのエネルギーを節約するために、行動を習慣にしてしまうんだそうです。
車の運転のことを考えてみるとわかりやすいです。
マニュアル車の場合、ギアのチェンジを自分でやらないといけないですね。
どのように操作するか、免許を取りたての時は、いちいち頭で考えていました。
それが、運転を続けていると、何も考えなくても、自然に体が動くようになりますね。
マニュアル車の例がわかりにくかったら、キーボードのタイピングを考えてもいいかもしれません。
続けていれば、どこにどのキーボードがあると確認しなくても、スムーズにタイピングができるようになります。
やりたいことをできるようになるためには
やめたいことをやめられて、やりたいことができるようになるには、「やりたいこと」「やめたいこと」を明確にすることが大事です。
- やりたいことを明確にしよう
自分は「何を望んでいるのか」を明確にして、そのために「やらないといけないこと」を明確にする
- 手放すことを決めよう
「やりたいこと」を達成するために、「ブレーキとなっていること」「やめること」を明確にする
やりたいこと、やめたいことが明確になったら、具体的なアクションプランを考えていきましょう。
アクションプランを立てよう
考えることはシンプルです。「やめること」を遠くに、「やりたいこと」を近くに配置するだけです。
ステップ1:「やめること」を簡単にできない方法を考える
たとえば、「スマホでついついSNSを見てしまう」ことをやめたい場合は、スマホをガレージの車の中に置いておく。
「お菓子を食べてしまう」ことをやめたい場合は、お菓子を家に置いておかない。
というように、「やめること」が簡単にできないように、物理的に、やるためのハードルを配置していきます。
スマホは、ガレージまで取りに行けばよいし、お菓子もコンビニに買いに行けばよいのですが、それをするのは面倒ですよね。
そうやって、自分を守るということです。
ステップ2:「やりたいこと」を楽にできる方法を考える
たとえば、「筋トレをしたい」場合は、トレーニングマットを目に見えるところに置いておく、理想のモデルさんの写真をリビングに飾っておく。
「読書をしたい」場合は、本をリビングの机に置いておく。
というように、「やりたいこと」をもっとやりやすく、もっと自分の近くに配置していきます。
「やめたいこと」よりも「やりたいこと」を選ぶほうが楽な環境を作ります。
まとめ
今回は、「やめたいことをやめられて、やりたいことができるようになる方法」をご紹介しました。
意志の力に頼るのではなく、システムを作って構造的に解決していきましょう!
今回のポイント
- 人間は自然に楽なことを選ぶようにできている
- 誘惑に負けてしまうというのは、あなただけではない
- まずは「やりたいこと」「やめたいこと」を明確にする
- 次に「やめること」を遠くに、「やりたいこと」を近くに配置する