今回は、「お金持ちの法則」(ジョー・ヴィターレ著) をご紹介します。
この本では、ただ与えるということよりも、心を満たすものに自然な気持ちで差し出すことが大事と述べられています。
豊かさを引き寄せるにはどのように与えるとよいのかを学べる本です。
おすすめのポイント
与えることで自分が豊かになるというのは、よく知られた考えだと思いますが、どのように与えれば良いのかについて、私はよくわかりませんでした。
この本では、自分にも豊かさを引き寄せるには、どういう与え方をすれば良いのか?がシンプルに述べられています。
義務感や責任感で寄付をしても、それが何倍にもなって返ってくることは考えにくい。
何の見返りも期待せず、寛大な心で、自分に大きな悦びを与えてくれた人に、幸せな気持ちで、差し出すことが大事だということです。
「自分が差し出したものが返ってくる」という考えも面白いと思いました。
例えば、
- 時間を差し出せば、時間が返ってくる
- 愛を差し出せば、愛が返ってくる
- お金を差し出せば、お金が返ってくる
という考えです。
足りないものを差し出すのは、勇気がいることだと思いますが、「今それが自分に不足しているのは、自分が流れをせきとめているから。であれば、自分からそれを流すことが、はいってくるきっかけとなる。」というふうに考えると良いのかなと思いました。
「与えること」について多くの例が述べられているので、それを知るのも自分の行動の参考になると思います。
本の紹介
VOICE新書:「お金持ちの法則~豊かさは、与えたものに比例する」紹介より
『スピリチュアル・マーケティング』に続く第2弾となった本書も新書版にリニューアル。この本の根本テーマをたった一行にすると、「自分の心を豊かにしてくれるものに対して、無償かつ匿名で(大切なもの、お金を)与える(差し出す)と、お金を引き寄せる法則が動き出す」ということになります。
つまり、「見返りを期待せず」無償で、匿名で与えるところに、ちょっとした 秘訣のようなものがあるということです。また「義務感で」寄付したりするのも、あまり良しとしていません。実際お付き合いなどで、出さざるを得ないものより、「この人のために」という気持ちから出したものの方が気持ちよくそれが行えるという経験は皆様にもあるでしょう。「意識の力」を「マーケティング」に結びつけた前著から、さらに進化した成功を呼び込む秘訣こそ「与える(差し出す)」ことなのです。
また、この本のなかに、四十七士ならぬ四十七のお金に関する思い込みリストいうのが掲げてあって、私たちの心のなかを透かしてみているかのような面白を感じます。少なからず私たちは、こう思っている。特に精神的なことにご興味ある方は、こうした思い込みから抜けないとならないかもしれません。
また、与える対象を「自分の心を豊かにしてくれるもの」としているのも興味深いところです。巻末には「誰に与えたらいいのか」をさぐるワークシートも付いています。