【タイトル】「92歳 総務課長の教え~世界一仕事が楽しくなる!」
【著者】玉置 泰子
【出版社】ダイヤモンド社

この本で学んだこと
本田健さんとの対談を拝見し、著者の玉置さんは素敵な方だなあと思い、本書を手に取りました。
私に一番響いたのは、「どんな仕事も自分が主人公」という言葉です。
対談では、「仕事をもらったら、条件に合わせて、自分でプロデュースするのが面白い。」と話されていました。
上司から頼まれた仕事でも、自分の仕事だととらえると、自分なりのアイデアがわいてくる。
マニュアル通りにやるのではなく、独自のアイデアや創意工夫をしながら進めるのが仕事の醍醐味。
たとえ小さな仕事でも、自分の責任を意識すると、取り組み方も変わるし、楽しくなる。
それを聞いて、確かにそうだなあと思いました。
仕事は「やらされ感」でやるほどつまらないことはないですよね。
「自分が主人公」と考えると、不思議にワクワクしてきます。
玉置さんは、仕事を通して、成長していくのが楽しいと話されていました。
私も、振り返ってみると、仕事が一番、自分を成長させてくれたなあと思います。
自分一人ではできないようなチャレンジも、会社にいると、自然と巻き込まれて、気が付いたらできてしまった。というようなことが、ありました。あなたも同じではないでしょうか?
また、玉置さんは、92歳でも体の不調を全然感じないそうで、それを聞いて驚きました。
毎朝のヨガや読経、徒歩、バス、電車での片道1時間の通勤、妹さんが作られるという食事。
日々に感謝し、ポジティブな気持ちで生きること。
そのすべてが、健康につながっているのですね。
こんな人におすすめします
「会社でどのような姿勢で仕事に取り組めばよいか」について多く書かれているため、会社に勤めている方に、特におすすめです。
玉置さんも、入社したときは、仕事がやりたいものではなく、すぐに辞めたくなったとおっしゃっていました。
それが92歳になるまで、仕事を続けられたということは、日々の仕事に真摯に向き合い、楽しみを見つけ、目の前のことを一生懸命やるという地道な積み重ねを続けられたからです。
会社がつまらない、楽しくない、やめたいと思っている方は、本書を読んでみると、仕事を楽しむヒントが見つかると思います。
本の紹介
ダイヤモンド社:「92歳 総務課長の教え」紹介より
92歳現役!上司の部長が入社当時、玉置さんはもう65歳だった。かつてはそろばんやタイプライターで行ってきた業務も、いまはパソコンを駆使。圧倒的な好奇心で仕事に挑み、抜群の柔軟性で時代の変化を楽しむ。ギネスが認めた「世界最高齢総務部員」が勤続66年でわかった楽しく仕事を続ける極意を教えてくれる。
