スピリチュアルを学ぶ中で、ワンネスについて知りました。私もあなたも、動物も、植物も、モノも、すべてが、ひとつの源から分離してできたものであり、一つであるという考えです。
私は、これについて否定の考えはなく、そんなものなんだろうなあとは思えるものの、いまいちよくわからないというのが本当のところでした。しっかり理解できていない感じです。
先日、「ワンネスの扉」(ジュリアン・シャムルワ著)という本を読み、少し理解が進んだように思いました。フランス人の著者が、宇宙との交信を経て、目に見えない世界について学びを経深めていく姿が書かれています。
目に見えないもののこと、ワンネスの感覚、どういうときにそれが起きるのか。
本の中で、ワンネスとは、
脳では体験できない。ハートで感じる。無条件で無境界の愛。
やがてその愛は地球を超え、宇宙にまで広がり、宇宙と一体となる。「宇宙=愛=わたし」となり、自分と他を分けているものが無くなる。一つひとつを区別できなくなる。
愛は感動を生み出す。胸がいっぱいで涙を抑えられない。
とあります。
そしてその感覚が生まれるのは、「相手に対する共感、自分のことのように人を心から思う深い気持ち。」と「音楽のような高い波動を呼び起こすもの」の二つの要素があるとき。ということでした。
私も、日々生きていられること、何気ない毎日に感謝したとき、涙が出てくることがあります。そういうときは、心が愛であふれていて、だから感動してしまうんだろうなあと、思いました。
ワンネス体験のステージがあがっていくと、目に見えないスピリットが見えたり、瞬間的に移動ができるようになるそうです。波動を上げていくということや、目醒めていく、悟りを開くということなんでしょうね。
私が、目に見えない世界があることに気づいたのは、2021年の夏頃のことでした。それから、目の前に届けられた情報を学び、少しずつ学びを深めてきました。
振り返ってみると、ガチガチに固かった頭が少しずつほぐされていったのだと思います。
ある情報が腑に落ちたら、また新しい情報が届けられ、それがまた腑に落ちると、新しい情報が届けられ。。。ということをずっと繰り返しています。
点だったものがつながって、線になっていく感覚です。とても面白いです。
こういうと現実逃避して、スピリチュアルにどんどんはまっていきそうに思いますが、そんなことはありません。
この本では、スピリチュアルの世界にのめり込んでしまうのではなく、それを活かしながら、この3次元の現実世界をどのように生きていくのか。バランスが大事であるということについても語られています。
目に見えない存在からのメッセージを重要視するあまり、日常の生活をおろそかにすれば、肉体を持って生きているバランスが崩れてしまう。スピリチュアルな世界や宇宙のどこかへ行くよりももっと重要なのは、目の前にいる人を大切にし、ふだんの日常生活を大切にすることなのに。
見えない世界の存在たちとのネットワークを完全に閉ざすのでもなく、スピリチュアルな情報や現象に夢中になって過信するのでない。「中庸」を見つけること。それがスピリチュアルな世界観を持ちながら今の現実をいきるための重要なファクターだと思う。
これは、本当に大事なことだと思いました。
スピリチュアルな現象に接したときは、その意味をあれこれ考えたり追いかけたりするより、それと同じだけのエネルギーを「今」の日常世界に注ぐことだ。たとえば新しい企画を実現させたり、友達に会ったり、「人と関わる」活動をする。受け取ったエネルギーを物質的な次元で人々と分かち合うことができる。こうやってバランスが保てるようになる。
今をいつでも優先すること。人を自分と同じように感じられるまで共感力を磨いていく。そうすれば、まわりの人や物事と自分の心が一つになり、宇宙の心が見えてくる。
ふわふわしたスピリチュアル体験の話ではなく、現実世界にしっかりと足をおろしながらも、宇宙の力を借りて、人生をハートで楽しむこと。そうやってこの人生を素晴らしいものにしていくこと、私は、この本から、そんなメッセージを受け取りました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。